気付けば、マウトロ家に来て7年くらいになる愛犬。
朝、マウトロが起きると、一緒に起きてきてくれる。
一緒に起きてきてくれる、と言えば聞こえは良いけど、たぶんマウトロが起きるから、起きなあかん環境になっているだけかもしれない。
しかも、かなりの早朝。
まだ寝ていたいやろうに。
毎朝、ごめんな。
それでも起きてきて、マウトロのところへスリスリと寄ってくる。
そして、撫でろ、撫でろ、とアピールしてくる。
眠たいのに起こされているはずやのに、なんでそんなに寄ってきてくれるんやろうな。
毎朝、それだけで癒やされる。
嫁も子供らも、もうマウトロのところへスリスリ寄って来なくなった。
今、そんなふうに寄って来てくれるのは、お前だけです。
犬が人間の言葉を喋れたら、面白いやろうな、とよく思う。
今でも、ある程度は何を言いたいのか分かる。
抱っこしてほしい時のアピール。
撫でてほしい時のアピール。
ご飯がほしい時の吠え方。
一緒に暮らしているうちに、少しずつ分かるようになってきた。
それでも、もっと細かく喋れたら、どんなことを言ってくるんやろう。
「ご飯の量、増やせ!」
と言われたら、
「健康的じゃない!」
と返せる。
「トイレシート変えろや!」
と言われたら、
「今、変えようと思ってたところや!」
と返す。
「あと、水ちょっと古いぞ!」
と言われたら、
「それはごめんなさい。すぐに変えます」
と素直に謝る。
そんな感じで、どんどん喋ってほしい。
マウトロが家に帰ってきた時も、
「今日は遅かったな」
とか、
「どこ行ってたん?」
とか聞いてくるんやろうか。
反対に、マウトロのどうでもいい話も聞いてほしい。
仕事であったことや、今日食べたものや、今ほしいレコードの話。
たぶん途中で飽きて、どこかへ行ってしまうと思うけど。
言葉は喋れなくても、毎日いろいろ伝えてくれている。
マウトロが気付いていないだけで、本当はもっとたくさん喋っているのかもしれない。
もっと分かるようになりたいな。
そして、もっと喋りたい。
可愛い愛犬よ。
今日も朝早くから一緒に起きてきてくれて、ありがとう。


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