雨、多いですね。
やんなりますね。
今日も朝から、降っているような、降っていないような霧雨。
天気予報では昼から止むみたいやし、「これくらいならいけるやろ」と傘を持たず、チャリで駅へ向かった。
道も草木も雨でしっとり。
空気は涼しいはずなのに、湿気はしっかりある。
もちろんマウトロの髪の毛も湿気を全力で吸収し、駅に着く頃にはアホ毛全開。
もう気にしない。
いや、気にしないようにしている。
でも、やっぱり気になる。
そんなマウトロに家族は、
「誰もアンタのこと見てないよ」
と言ってくれている。
そりゃそうやな。
こんなオッさん、誰が見るねん。
いや、ほんまに見ないでください。
そんなことを考えながら電車に乗ると、今日は運良く座れた。
今も座席に座り、この記事を書いている。
ふと顔を上げると、目の前に老夫婦らしき2人が並んで座っていた。
なんというか、2人のオーラが良い。
オットリとしていて、ローテンション。
ゲラゲラ笑っているわけでもない。
大きな声で話しているわけでもない。
でも、なんとなく楽しそう。
長い時間を一緒に過ごしてきた2人にしか分からない、独特の空気感があった。
ええなあ。
歳を重ねても、こんなふうに一緒に電車に乗って出かけられる夫婦。
なんか理想的やな。
勝手にそんなことを考えていると、旦那さんらしき男性が先に電車を降りた。
同じ場所へ行くんちゃうんや。
何か用事が違うんかな。
男性はホームに立ったまま、こちらの電車が発車するのを待っているようだった。
すると、座席に残った奥さんらしき女性が、窓越しに小さく手を振った。
男性も、それに応える。
電車がゆっくり動き出しても、女性はまだ小さく手を振っている。
姿が見えなくなるくらいまで、ずっと。
なんや、この落ち着いた空気感は。
映画みたいやん。
朝の通勤電車で、こんな場面を見るとは思わなかった。
それにしても、この時間に別々の駅へ向かっているということは、2人ともまだ仕事をしているんやろか。
そか。
凄いな。
マウトロなんか、早く仕事を辞めたい。
もう十分働いたような気もしているのに、世の中的には、まだまだ働き盛りの年齢らしい。
あの2人を見ながら、勝手に人生のストーリーを作り、自分と照らし合わせて少し凹むマウトロ。
歳を重ねても仲良く。
それぞれ仕事を続けながら、朝は一緒に電車に乗る。
別れる駅では、見えなくなるまで手を振る。
素敵やなあ。
……あの2人、夫婦じゃなかったりして。
夜遊び、火遊びの帰りやったりして。
こちらが勝手に決めつけて、勝手に感動しているだけかもしれない。
まあ、それでもええか。
霧雨の降る朝に、少しだけ良いものを見た気がしたので。
そんなこんなで金曜日。
アホ毛は全開ですが、今日一日、なんとか乗り切っていこうと思います。
では。

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