Lidは、TroubleのEric Wagnerと、AnathemaのDaniel Cavanagh、それにリーブス兄弟によるバンド。こうして名前を並べてみるだけでも、どんな音が出てくるんやろうと気になる編成やと思う。
自分は勝手に、doom metal寄りの音を想像していた。Eric Wagnerの声があって、Daniel Cavanaghがギターを弾くんやから、ずっしり重たいリフが中心の作品なんかな、と。
ところが、実際に聴いてみると、思っていたdoom metalとは全然違う。自分が期待していた音とは違ったんやけど、それでがっかりしたわけではない。むしろ、想像と違う音の中で、好きな二人の魅力がちゃんと感じられるのが面白かった。
Eric Wagnerの声は、やっぱり特別やなと思う。Troubleで聴いてきた声やけど、どの作品で聴いても、歌が始まった瞬間にその人の世界に連れていかれるような感じがある。説明するのが難しい、なんとも言えない独特の雰囲気。その空気が、自分はほんまに好きなんです。
Daniel Cavanaghのギターも、やっぱりええなあ。自分が知っているバンドの音をそのまま期待していたわけではないけれど、聴いているうちに、この作品ならではのギターの響きが気持ちよくなってくる。二人の名前を見て思い浮かべた音とは違っても、二人の好きなところはちゃんと楽しめる。こういう出会い方もあるんやな。
アルバムの最後には、ボーナストラックとしてThe Beatlesの「Don’t Let Me Down」のカバーも入っている。知っている曲が、Lidの演奏でどう聴こえるのか。これも最後まで聴く楽しみのひとつやった。最初から最後まで、ほんまに楽しめる作品やと思う。

『In the Mushroom』は、Lidの唯一のスタジオアルバムらしい。そう聞くと、これは自分にとってマストな作品やな、と思う。好きなボーカリストとギタリストが一緒に作ったアルバム。期待したジャンルとは違っていても、手元に置いて何度も聴きたくなる一枚になった。
……ん?ジャンルって何?まあ、細かいことはええか。好きな声とギターがあって、最後まで楽しめた。それで十分やな。
そして今日から、マウトロ家は3連休らしい。予定はいろいろあるけれど、せっかくの休み。あれもこれもと詰め込みすぎず、体調を整えながら、うまく過ごせたらええなと思う。
では。


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