物欲がヤバい。
しばらく落ち着いていたはずの「レコードが欲しい」という気持ちが、また完全に目覚めてしまった。
もちろん、欲しいものを何でもかんでも買えるわけではない。
小遣い制なので、使える金額には限度がある。
それでも気になるレコードを見つけると、国内で買える店はないか、中古なら出ていないか、送料を含めたらどこが一番安いかと、気付けば延々と検索している。
買うと決めたわけでもないのに価格まで比較して、
「おお、これなら来月買えるかもしれへん」
と、勝手に来月の小遣いの使い道まで決め始める。
しかし、いざ来月になってポチろうとした時には売り切れている。
もっと早く買っておけばよかったと後悔して、また別のレコードを探す。
その繰り返し。
挙げ句の果てには、レコードだけでは収まらず、バンドTシャツまで検索し始めてしまった。
もう収拾がつかない。
欲しいものを探している時間も楽しいので、完全に無駄とは言い切れない。
ただ、聴いている時間より探している時間の方が長くなってきた気もする。
それは少し違うような気もするけど、欲しいレコードが次々に見つかってしまうのだから仕方がない。
そんな物欲に頭を支配されながら、今日も息子のバスケの自主練に付き合って、公園に来ている。
バスケットコートがあり、自然も多く、ワンコの散歩にもちょうどいい広い公園。
息子が自主練をしている間、俺と嫁はワンコの散歩をする。
いつもの平和な流れである。
ところが、散歩を終えてコートの方を見ると、息子が知らないオッチャンらしき人と1対1をしていた。
いつの間に、そんなことができるようになったんや。
相手から声を掛けられたのか、息子から声を掛けたのかは分からない。
それでも、知らない人と自然にバスケをしている姿を見て、コミュニケーション能力というか、成長したなと思った。
誰もいなければ、俺も少しシューティングをしようかと考えていた。
しかし、息子が楽しそうに1対1をしているところへ入っていくと、また俺がでしゃばりそうな気がしたのでやめておいた。
今は嫁とワンコと一緒に車で待機中。
その車内で、このブログを書いている。
少し前まで頭の中は、レコードの在庫と値段のことでいっぱいだった。
それが公園に来て、息子の姿を眺めているうちに、少しだけ現実に戻ってきた。
レコードも欲しいし、バンドTシャツも欲しい。
たぶん帰ったら、また検索してしまうと思う。
それでも今日は、欲しいものが見つかったことより、知らない人と1対1をしている息子の姿を見られたことの方が、心には残りそうである。


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